European Inspection -名古屋駅地区街づくり協議会

European Inspection

駅前広場の再整備にあたり、サステイナブル先進都市の最新事例を視察

-名古屋駅地区街づくり協議会-

実施時期:2024.4

Research

Planning

愛知県名古屋駅の駅前広場の再整備が行われています。象徴的な景観形成や機能性はもちろん、「居心地の良い街づくり」の実現など、さまざまな観点で取り組みを行なっており、その参考となるべく視察プログラムを構成しました。街づくり協議会に参画されている多様な方々が視察されるため、各業界の琴線に触れるよう、サステナブル先進都市・コペンハーゲンやオランダ各都市の先進事例のリサーチからアポ取り、コーディネート、現地でのアテンドまで行いました。

WHY

名古屋駅の駅前広場を開発を行うにあたって、これまでにないようなインパクトのある視点を持つ必要がありました。そこで挙げられたのが「人中心の視点」。欧州ではすでにその視点での街づくりが盛んに行われており、日本ではまだ行われていない先進的な事例を視察することになりました。

FOCUS

街づくりを進めるにあたり、多くの事例を見学することはもちろんですが、「誰が」「どのようなコンセプトで」「どのような経緯で」進めたのか、市民から反対はなかったのか、規制やルール、支援制度に至るまで、プロジェクトのキープレイヤーに深くヒアリングする必要があったため、現地のネットワークを持つ我々が各プレイヤーに直接アポをとり、全体のコーディネートを行いました。

PROCESS

・欧州における街づくり事例リサーチ

・アポ取り、視察コーディネート

・現地でのアテンド

OUTCOME

今回はオランダ・ユトレヒト、アムステルダム、デンマーク・コペンハーゲンをご案内。ユトレヒトでは駅前広場の使⽤⽅法や街中に点在する広場、教会を中⼼とした旧市街のあり⽅や開発が進む新市街、⼀般⾞の乗り⼊れが禁⽌になった街の中⼼部と⾃転⾞を中⼼とした⼆次交通のあり⽅などをご案内。アムステルダムでは、大規模な都市開発や交通プロジェクトにおいて、プロジェクトパートナーおよび主任建築家を務めてきたキーパーソンに話を聞きました。そしてコペンハーゲンでは、都市課題解決に取り組むコミュニティBLOX HUBのグローバルネットワーク&パートナーシップ担当ディレクターに街づくりの考え方、自治体や市民とどのように合意形成してきたかなどディープな話を聞くことができました。さらに、モビリティサービスを行う企業や大手建築会社、CobeBIGも視察。多くの刺激とインサイトを得ることができました。

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